(株)沖縄データセンターが目指すサービスのかたち

座談会 参加者

山城英正

(株)沖縄データセンター
営業部 部長
山城英正

浜田茂治


営業部 グループマネージャ
浜田茂治

神谷嘉則


営業部 マネージャ
神谷嘉則

“ゆいまーる”の心で、お客様のビジネスの成長を支える

  • 山城今日は、私たちODCがお客様に提供する様々なサービスについて、できるだけ分かり易くご紹介するために、ざっくばらんに話し合っていこうということなんですが、まず、我々のサービスをひとことでいうと、どういえばいいんだろう。
  • 浜田ひとことで、ですか(笑)。
    あえて、ひとことでいうとすれば、全国の中小企業の皆さまに安心で安全、かつコストパフォーマンスに優れたクラウドサービスを提供する、というところでしょうか。あ、これだと我々のブランドサービスである“ゆいまーるクラウド”の特徴がでてないですね。
  • 山城そうですね。ひとことじゃ無理か…(笑)。
    “ゆいまーるクラウド”については、ちゃんと説明したいですね。じゃあ順番に、神谷さん、“ゆいまーるクラウド”について、簡単に説明してくれますか。
  • 神谷“ひとこと”でなくていいんですよね(笑)。
  • 山城ええ(笑)。
  • 神谷まず、ODCが提供するサービスには、大きくクラウドサービス、ハウジングサービス、バックアップサービス、それらに伴って実施する監視サービスや回線サービスなどの付帯サービスがあるんですが、“ゆいまーるクラウド”というのは、そうした様々なサービスの中核となるクラウドサービスに私たちが付けた名前です。

    まず、“ゆいまーる”とは何か、ということなんですが、これは、昔からの沖縄の言葉というか大きくいえば社会システムで、例えば農村で家を建てる時なんかは、村中みんなが手弁当で集まって一気に建てたり、人手のいるサトウキビの収穫なんかでも、皆で順番を決めて、畑ごとに総動員で刈り取りを行ったりとしていたんですね。

    まあ、こういうことは沖縄だけじゃなく日本各地の農村で行われていたんでしょうけど、沖縄では今でも、この“ゆいまーる”の精神を大切にしていて、なにかというとみんなで集まって助け合うということがあります。ちょっと長くなってひとことどころではないですが…(笑)。

    それで、私たちも、これを現代風に「協働による助け合い」と捉えて、お客様のビジネスの成長を、小さなスタートアップから世界規模の大きなビジネスまで支えていこうということでブランディングしています。
  • 山城ありがとうございます。考え方はそれでいいと思うけど、じゃあ、具体的にはどうなんだろう。
  • 神谷はい。大きく二つありますね。まず一つ目は、クラウドサービスをご提供する際に、私たちは、「テナント」という単位でご提供します。これは、お客様の事業ニーズに柔軟に対応し、かつコストパフォーマンスのいいサービスを提供しようということで生まれた考え方なんですね。

    具体的には、リソースの提供サイズによって、「ミニ・テナント」、「エコノミー・テナント」そして「ビジネス・テナント」と三つのサービス単位に仕分けしてサービス構成を行うんですが、その際に、私たちがサービス対象として重視している中小企業の利用の仕方をきめ細かく分析し、先ほどの三つのサービスとそれらのサービスをより使いやすくするための付帯サービスとあわせて、3+1のサービスにまとめました。

    さらに、ビジネスの成長に合わせて、テナントを月単位でチューニングできるのが特徴です。

IT丸ごとアウトソース

  • 山城そうですね。まず一つ目の特徴のテナント化について解説してもらいましたが、各テナントの具体的な内容は本文に譲るとして、引き続き、もう一つの特徴について解説してもらえますか。
  • 神谷はい。もう一つの特徴が、「パートナー制度」の採用だと思います。これはどういうものかというと、私たち沖縄データセンター自身は、優れたクラウド基盤の提供に徹した上で、私たちのパートナー企業様が、クラウド基盤を活用してお客様にさまざまなアウトソースサービスを提供していこうというものなんです。
  • 山城わかりました。それでは、パートナー制度について簡単に解説してください。
  • 神谷これも詳しいことは本文に譲るとして、それではポイントだけ。
    私たち沖縄データセンターは、沖縄をIT先進県にするという沖縄県のビジョンに対し、その実現を民間サイドからサポートしていこうということで、県内のIT企業4社が中心となって誕生したんですね。

    それで、先ほど解説したように、私たちODCがクラウド基盤を提供し、その上に母体となった4つの企業が“プラチナ・パートナー”として、中小企業のビジネス展開を支える様々なBPO(ビジネスプロセス・アウトソース)を提供してといこうと考えています。

    その考え方をひとことで表したのが、「IT丸ごとアウトソース」という言葉で、簡単にいうと、私たちODCと各パートナーがアライアンスを組んで、お客様のいわば社内SEの役割を果たしていきますよ。そして究極的には、お客様がやることは企画を立てること。その企画を支えるITを中心とした多様な業務は、私たちがアウトソースとしてお受けします、ということになります。

    パートナー制度については、今後、プラチナ・パートナーが中核となって、パートナー企業のネットワークを広げ、沖縄だけでなく他府県のユーザー様や、また各パートナー企業のユーザー様に対しても、サービスを広げていきたいと考えています。
  • 山城ありがとうございます。今、神谷さんに、私たちのブランドサービスである“ゆいまーるクラウド”について話していただいたんですが、今度はクラウドサービスを中心とした私たちが提供するサービス全体の特徴について、話し合っていきたいと思います。
    まず、浜田さん。ざっくり紹介してもらえますか。

お客様に優れたパフォーマンスを提供

  • 浜田そうですね。いくつか特徴があるんですが、まず大きく三つ。
    ひとつ目は、コストパフォーマンスに優れているということ。
    ふたつ目は、クラウドデータセンター、バックアップセンターとして本質的なメリットである他府県との同時被災の可能性が極めて低いという特徴。
    そして三つ目が、先ほどのクラウドサービスの部分と若干かぶりますが、BPO機能の提供ですね。
  • 山城それでは、ひとつひとつ簡単に、説明してください。
  • 浜田まず、コストパフォーマンスについてですが、これは私たちODCの誕生に大きく関係しています。
    沖縄県は現在、沖縄21世紀ビジョンに基づいてIT先進県の実現を目指しています。その大きな柱のひとつが、「IT津梁パーク構想」というもので、これは、優れた情報通信産業を県内に育成・誘致してIT企業の集積を図ろうというものです。そしてもう一つの柱が、私たちが関係する「沖縄クラウドデータセンター構想」なんですね。

    沖縄クラウドデータセンター構想というのは、すでに県内に立地する複数のデータセンターを仮想的に連携し、県全体として高度なクラウド環境を提供していこうというもので、その中核としてオープンしたのが、私たちが入居している公設民営の沖縄情報通信センターです。
    あわせて大事なのが、こうした情報通信産業の発展を支える基盤として沖縄県が大規模な通信回線を整備しているということがあります。

    ひとつめが国際IX事業。これは、香港に設置されているGIX(グローバル・インターネット・エクスチェンジ)と直接つないだIX(インターネット・エクスチェンジ)を沖縄県に置いて通信サービスを提供しているということ。これと合わせて、今後、本土-沖縄-香港-シンガポールを繋ぐ海底ケーブル基幹回線を沖縄に陸揚げすること。さらに沖縄県では、通信コストを低減させる措置を実施することを計画しています。
    これらがあいまって、私たち県内に立地する事業者が、極めてリーズナブルな価格で、お客様に通信回線を提供できることになるわけです。

    と、いうことで、なぜ私たちのサービスが、コストパフォーマンスに優れているかという理由の一つが、公設民営の沖縄情報通信センターに入居していることと、通信回線使用料を沖縄県が支援しているということによるランニングコストの大幅低減となります。

    こうした運用面だけでなく、私たちがサービスをスタートさせる前提となった技術開発面でも、沖縄県の構想と結びつくことで、お客様に大きなメリットを提供できているのですが、もうかなり長くなっていますね(笑)。
  • 山城そうですね。そのあたりは、端折ってもらって、ふたつ目をお願いします(笑)。
  • 浜田はい(笑)。二つ目は、沖縄県の地理的特性による大規模災害時の同時被災の可能性が極めて低いという、データセンターとして本質的な優位性ですね。実際にこの点を重視して、既に中央、地方あわせて様々な公的機関が県内にあるデータセンターをデータのバックアップ先として利用しています。
    最後の三つ目が、クラウドセンターとしてのBPO機能の提供です。

    沖縄情報通信センター内には、ビジネス棟が併設されており、そこにはプリンティングセンターが入居しています。
    プリンティングセンターについてですが、例えば自治体の業務を見てみると、各自治体が住民の皆さんに通知する文書ってたくさんあって、これらには重要な個人情報が記載されています。この個人情報を護るにあたって、一番のリスクポイントは、実は個人情報を移動させる際なんですね。

    沖縄情報通信センターでは、センター内各施設が、同一のセキュリティエリア内に立地しているため、このデータ移送の際のリスクを無くすことができます。今の話は自治体についてですが、これは、個人情報を扱う様々な民間企業にも同様にいえますね。
  • 山城ありがとうございました。
    それでは、各サービスの詳細については本文をぜひ読んでいただくとして、私たちのサービスの特徴をざっくりまとめると
    ・コストパフォーマンスに優れたサービス
    ・企業ニーズに合わせて柔軟なクラウドサービスを提供
    ・パートナー制度やビジネス棟の入居企業と連携して様々なBPOサービスを提供
    ということでしょうか。
    それではお二人とも、どうも有難うございました。